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中学受験生の平均勉強時間と長時間の勉強に耐えられる集中力を作る4つの手順

はとせん

受験生ってどれくらい勉強してるの?もっと勉強させないとダメかな…?

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 中学受験生の平均勉強時間
  • 「中学受験の勉強時間と成績は比例しない」は本当か?
  • 中学受験の勉強時間の質を高める4ステップ
  • 中学受験の勉強時間の量を増やすコツ4つ

この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。

本記事の執筆者

はとせん:Twitterアカウント(@hatosen_)

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中学受験は、単純に勉強時間を増やしたからといって、成績が上がるものではありません。

勉強時間を増やすためには、短い時間でも成績が上がるような、質の高い勉強ができていることが前提条件です。

そこで今回は、中学受験生の平均勉強時間を紹介したうえで、勉強の「質」と「量」をそれぞれ高めていく方法を解説していくので、ぜひ参考にしてください!

目次

中学受験生の平均勉強時間

早速ですが、中学受験生の平均勉強時間をチェックしていきましょう。

難関校・中堅校に合格した受験生を対象としたインターエデュさんの調査をもとに、平日・休日の勉強時間を順番にチェックしていきます。

平日の平均勉強時間

まずは、平日の勉強時間に関してです。

出典:インターエデュ「中学受験生の勉強時間はどのくらい?」<https://www.inter-edu.com/edunavi/exam/201130-05/>

おおよそ以下の通りかと思います。

平日の勉強時間

  • 4年生:1~2時間
  • 5年生:1~2時間
  • 6年生:2~3時間

4年生・5年生は1~2時間で、6年生になるとプラス1時間くらいかなといった印象です。

ちなみに、塾のある日に、家でも勉強する子はあまりいません。

はとせん

せいぜい1時間程度なので、塾のある日はそこまで無理しなくてもOKです!

休日の平均勉強時間

次は、休日の勉強時間です。

出典:インターエデュ「中学受験生の勉強時間はどのくらい?」<https://www.inter-edu.com/edunavi/exam/201130-05/>

平日は学年ごとであまり勉強時間に差が見られなかったのに対し、休日の勉強時間はかなり差が見られます。

休日の勉強時間

  • 4年生:2~3時間
  • 5年生:3~4時間
  • 6年生:4~5時間

6年生になると、6時間以上勉強している子もいるようですが、お子さまの集中力によるかと思います。

「中学受験の勉強時間と成績は比例しない」は本当か?

中学受験に関する本や雑誌を見ていると、よく「中学受験の勉強時間と成績は比例しない」と書かれています。

僕は、これは半分本当で半分ウソだと考えます。

たしかに、勉強時間だけ延ばしてダラダラ勉強しても意味がありません。

ですが、ずっと集中して勉強ができるなら、毎日2時間勉強する子よりも3時間勉強している子の方が成績が伸びていくのは当然ですよね。

勉強の質と量

  • 質:高い集中力で勉強できるようになる
  • 量:勉強時間を増やしても集中力を切らさない

質の高い勉強ができないのに、勉強時間だけ増やしてしまうと、ダラダラと課題をこなすだけで全く成績が上がらない最悪の状況に…。

つまり、勉強は「質」⇒「量」の順番で高めていく必要があるのです。

はとせん

以下では、それぞれの具体的な手順を解説していきます!

中学受験の勉強時間の質を高める4ステップ

まずは、勉強の質を高め、集中して取り組むための土台を作る手順を解説していきます。

質を高める4ステップ

  1. 睡眠をしっかりとる
  2. 良好な親子関係を築く
  3. 勉強しない原因をつぶす
  4. 基礎を固める

順番に解説していきます。

ステップ①睡眠をしっかりとる

睡眠はしっかりと取りましょう。

小学生に必要な睡眠時間は9~11時間と言われているのに対し、中学受験生の平均睡眠時間は7~9時間。

実際、睡眠時間が短い子は、9時間以上寝ている子に比べてイライラしやすくなるという研究結果も出ています。

塾が遅くまであり、どうしても睡眠時間が短くなってしまうのは仕方ないですが、これ以上睡眠時間を削っても成績は上がりません。

はとせん

遅くとも23時には寝るようにしてください!

ステップ②良好な親子関係を築く

子供が勉強に集中するためには、親子関係が良好であることが必要です。

中学受験における親の役割の中でも重要なのが、メンタル面のフォロー。

親の言うことを聞きたくないという状態になると、イライラしながら勉強するようになり、ほとんど内容が頭に入ってきません。

ひどい場合だと、テキストを破ったり、家の中で暴れたりなど…。

反抗期の子に対しては、「叱る」こと以外で子供とコミュニケーションをとる必要があります。

詳しくは、以下の記事をチェックしてください。

反抗期の子との接し方はこちら

ステップ③勉強しない原因をつぶす

どうしても子供が勉強しようとしないなら、原因を見つけて対処する必要があります。

やりたくないと思いながら勉強しても、あまり長続きしません。

子供が勉強したくない理由は、以下の5つ。

  1. ガリ勉と言われたくない
  2. 習い事がしたい
  3. なんとなくダラダラしたい
  4. 反抗期である
  5. 成績が悪い

詳しくは、「中学受験生が勉強しない5つの理由と対処法【いくら言っても逆効果?】」を読み、子供の心理と合わせて対策をチェックしてください。

ステップ④基礎を固める

基礎が固まっている子は、応用問題を解いても基礎知識を復習する回数が少ないため、勉強時間が短く済みます。

逆に、基礎が抜けている子は、同じ問題でも解くのに時間がかかります。

公開模試で偏差値50未満の子は、まずは基礎固めから始めましょう。

応用問題は後回しでいいので、まずは例題などの簡単な問題を確実に解けるようにしてください。

偏差値40台の子の勉強法はこちら

中学受験の勉強時間の量を増やすコツ4つ

いよいよ、勉強量を増やすコツを解説していきます。

繰り返しにはなりますが、短時間の勉強でしっかりと集中できるようになってから、長時間の勉強に取り組むようにしてください。

勉強量を増やすコツ

  1. 少しずつ課題を増やす
  2. 1つの科目を長時間勉強しない
  3. 自宅学習を増やす
  4. スキマ時間を活用する

1つずつチェックしていきます。

コツ①少しずつ課題を増やす

課題の量が増えれば、当然勉強時間も増えます。

注意してほしいのは、少しずつ課題を増やしていくこと。

今までのノルマに、少しだけ計算練習を足してみるなど、まずは30分未満でできるような課題を増やします。

慣れてきたらもっと大きな課題でも難なくこなせるようになります。

はとせん

いきなりノルマが倍になってもやる気がなくなるだけなので、まずは簡単な問題から取り組んでいきましょう!

コツ②1つの科目を長時間勉強しない

2つ目のコツは、1つの科目を長時間勉強しないことです。

同じ科目をずっと勉強していると、飽きてきて集中力が落ちます。

算数を1時間やったら、次は国語を1時間するなど、気分を切り替えつつ勉強してください。

トータルの勉強時間は、同じ科目を続けて勉強するより長くなるでしょう。

コツ③自宅学習を増やす

僕が一番おすすめしているのが、なるべく塾に行く日数を減らし、自宅学習をすることです。

というのも、移動時間が少なくなればその分勉強に充てられるし、移動による疲れも減るからです。

こういう僕も、塾に通わず通信教育だけで中学受験を乗り切っており、自宅で勉強することで時間を最大限に活用したことが合格の秘訣。

オンライン指導塾だと、自宅学習を最大限サポートしてくれるので、ぜひ時間を有効活用することを検討してみてください。

コツ④スキマ時間を活用する

よく言われることですが、やはりスキマ時間を活用するのは受験の基本です。

例えば、以下のようなものがあげられます。

  • トイレに歴史の年表を貼る
  • 学校への往復時間で昨日の授業を思い出す
  • 買い物しながら暗算の練習をする

利用できそうなスキマ時間がないか、一度振り返ってみてください!

まとめ:中学受験は勉強時間をどう確保するかがカギ

今回は、受験生の平均勉強時間とともに、勉強時間をのばすにはどうすればよいのか解説してきました。

単純に時間だけ延ばしても無意味ですが、少しずつ慣れさせていけば、長時間集中して勉強させることも可能です。

はとせん

無理のない範囲で勉強時間をの延ばしつつ、合格をつかみ取っていきましょう!

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この記事を書いた人

【合格をつかむ最強の味方】中学受験ノウハウの全てを伝えます│公立小→私立中高一貫→国立医学部│最高偏差値78.1│家庭教師歴5年│ブログ「はばたけ中学受験」│受験に関するご相談はお問い合わせから!

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