子供の将来が不安…。豊かな生活送らせてあげるにはどうしたらいい?
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 【大前提】日本の子供の将来は不安
- 子供の将来が不安なら身に付けさせるべき3つの能力
- 子供の将来の不安は学歴があれば解決する
- 子供の将来が不安なら嫌でも勉強できる環境を作る
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
子供が大人になったときのことを考えていると、将来生活に困らないか、不安になることもあると思います。
なんとかなるだろうという気持ちもあるとはいえ、今後の日本の先行きを考えると、絶対に大丈夫とは言い切れません。
そこで今回は、子供のために何ができるかに焦点をあて、できる限り親御さんの不安を解消していこうと思います!
【大前提】日本の子供の将来は不安
はっきり言って、日本の将来はあまり明るくありません。
理由は以下の3つ。
日本の将来が不安な理由
- 給料の低下
- 税金の増加
- 海外の物価が上昇
1つずつ深掘りします。
①人口減少
もう何年も言われていることですが、日本の少子高齢化問題は深刻で、既に人口減少が始まっています。
とはいえ、今のところ生活に大きな変化がないため、人口減少によってどのくらいの影響が出るのか、ピンと来ていない方が多いと思います。
以下は、西暦800年~2100年の日本の人口の増減を表したグラフです。
出典:国土交通省国土計画局(2010)「国土の長期展望について」, <https://www.mlit.go.jp/common/000125088.pdf>, 2021年10月1日アクセス.
現在日本の人口は1億2500万人ですが、今の小学生が就職する2035年頃には、1億1500万人、つまり8%の人口が減ります。さらに、40代で家庭を持つ2050年頃には、24%もの人口が減る計算です。
もっとわかりやすく言うならば、日本国内だけでビジネスをしている会社は、お客さんが減り、売上がどんどん落ちていくということです。
売上が落ちれば、当然社員の給料も下がります。
もちろん、海外展開で業績を伸ばす企業もあるでしょうが、そうした企業に就職するには過酷な競争を勝ち抜かなくてはなりません。
人口減少によって、日本の子供たちが苦労するのは明らかです。
②税金の増加
少子高齢化による医療費増大などで、日本人の税負担は増え続けています。
今のままでは財政が維持できないのです。
以下の経済産業省の資料からの図をご覧ください。
出典:経済産業省(2018)「2050年までの経済社会の構造変化と政策課題について」, <https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/2050_keizai/pdf/001_04_00.pdf>, 2021年10月1日アクセス.
65歳を定年とすると財政難を乗り切れないため、経済産業省は75歳まで働くことを前提として、既に動き始めているのです。
年金の受け取り開始年齢は引き上げられるでしょう。
残念ながら、こうした未来はほぼ確定的です。
③海外の物価が上昇
日本とは逆に、海外の経済はどんどん拡大し、物価が上昇していきます。
よって、給料が上がらないのに、海外製品はどんどん値上がりしていくという状況にならざるを得ません。
iPhoneがやたら高いと感じるのもこうした理由です。
日本は食料やエネルギーを始め、様々な物を輸入に頼っているので、どんどん貧しくなっていくことは十分想像できるかと思います。
子供の将来が不安なら身に付けさせるべき3つの能力
子供たちが過酷な未来をなんとか生き抜いていくためには、以下の3つの能力を身に付けることは必須です。
将来必要な能力
- 専門的なスキル
- コミュニケーション能力
- 情報リテラシー
順番にチェックしていきます。
①専門的な知識
専門的な知識を身に付ければ、とりあえずお金に困ることはないでしょう。
替えの利きにくい職業として、以下のようなものが挙げられます。
専門職の具体例
- 医師
- システムエンジニア(SE)
- Webデザイナー
- ビジネスコンサルタント
- ファンドマネージャー
こうした仕事は替えが利きにくいため、簡単には他の人やAIに仕事を奪われません。
職種によっては、インターネットを活用して全国から仕事を取ることができるでしょう。
専門職はいざとなれば、英語を身に付けて海外で働くことも可能です。
逆に、誰でもできるような仕事なら、仕事がなくなる不安が常につきまといます。
お子さんには、専門的な知識を身に付けられる進路を示してあげるといいですね。
②コミュニケーション能力
人と直接会わずとも仕事ができる時代になってきたとはいえ、やはりコミュニケーション能力は超重要。仕事をもらいやすくなるからです。
直接会って話すにしろ、メールでやり取りするにしろ、まともに会話ができない人と仕事するのは不安です。
同じ経歴の人なら、受け答えがはっきりしている人が採用されるでしょう。
情報があふれかえり、知らないことは誰かに教えてもらわないといけない時代です。
コミュニケーション能力に関しては、家庭での影響が大きいので、お子さんとおしゃべりする時間はしっかりとるようにしてくださいね!
③情報リテラシー
情報リテラシーが低ければ危険です。
怪しい健康情報で体を壊したり、変な投資案件に引っ掛かって借金生活なんて目も当てられません。
今や、誰でもブログやSNSで発信できるような時代です。
小学生の頃からスマホを持っている子も多いので、インターネットを使う時は信頼できる情報かどうか確認するよう言い聞かせてください。
子供の将来の不安は学歴があれば解決する
先ほど述べた3つの能力は、どれも簡単には手に入れることができません。
ですが、学歴を得ることさえできれば、後はどれも芋づる式に付いてくるのです。
高学歴を目指すことをおすすめする理由
- 人気企業に就職できる
- 良い人脈ができる
- 自信がつく
それぞれ解説していきます。
理由①人気企業に就職できる
人気企業は、履歴書の段階で一定の学歴が必要となることがほとんどです。
いくら優秀でも、面接の数分間で判断するのは難しく、結局学歴が高い学生が採用されやすいのが現状…。
実際、東大や京大に進学した同級生は、自動車関連やビジネスコンサルタント、IT関連企業など有名企業に就職しています。
今後、ますます就職競争は過酷になっていくので、武器の1つとして学歴を手に入れておいて損はありません!
理由②良い人脈ができる
名門校の大きなメリットの1つに、良い人脈が広がっていくことが挙げられます。
医師・弁護士・会計士・官僚・金融・商社マン…など、同級生は各方面で活躍していきます。
高校・大学時代の友人に何かあれば助けてあげたいですし、逆に自分が困った時は力になってくれることもあるでしょう。
怪しい健康情報や投資案件が回ってきたときは、詳しい知人に聞けば詐欺にあうこともありません。
インターネットでは、正しい情報だけでなく誤った情報もあふれているので、直接詳しい話を聞ける友人は貴重です!
理由③自信がつく
厳しい受験勉強を乗り越え、合格を勝ち取ったという経験は、自信につながります。
正直に言うと、学歴だけがあったところで、その後の人生が上手くいくとは限りません。
ただ、何かを頑張った経験がある人は言葉に重みがあり、堂々とふるまうことができるようになります。
こうした態度は、お金には代えられない、一生の財産になるものだと僕は思います。
人は堂々と頼りがいのある人についていきたくなるものですし、何事でもしっかりやり切る人は結果が出やすいです。
お子さんの自信をつけるためにも、受験勉強に挑戦するのがおすすめです!
子供の将来が不安なら嫌でも勉強できる環境を作る
簡単に始めることができて、一番子供のためになるのは、結局勉強です。
親の役割は、子供に勉強させるモチベーションを作ることだと言えるでしょう。
なかなか勉強しようとしない子供への対処法は、以下のようなものです。
- 塾に通わせる
- 競争心を刺激する
- 目標を達成したらご褒美をあげる
周りの子が勉強しているのを見たら、流されて子供も勉強し始めます。
学校の勉強がつまらないという小学生も、中学受験専門の塾で難しい問題を解いてみると、急に生き生きと勉強し始める子もいるのです。
とにかく、「友達に負けたくない」「ゲームを買ってもらえる」など、何でも良いので勉強に打ち込める環境を作ってあげてください。
今はありがたみがわからなくても、学生生活を振り返り、必ず感謝してくれます!
まとめ;子供の将来が不安なら今すぐ勉強
今回は、子供の将来が不安という方に向けて、お子さんに何をしてあげるのが良いかについて解説しました。
近年では、「学歴など要らない」「奨学金を払ってまで大学に通う意味はない」という意見もよく聞きます。
実際、Youtuberや起業家など、低学歴でも成功している方はいらっしゃいます。
ですが、基本的には高学歴の人が高収入を得られるようになっているのは事実。
勉強はやればやるほど成績が上がるので、早く始めたもん勝ちです。
お子さんが小学生なら、まずは中学受験から始めるのがおすすめ。
当ブログでは、中学受験の始め方やノウハウについて惜しみなく解説しています。
お子さんの将来のために、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!
中学受験のメリット・デメリットはこちら
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