中学受験って5年生から対策を始めても間に合うの?
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 中学受験は5年生からのスタートでも間に合う!3つの理由
- 中学受験を5年生からスタートする手順
- 中学受験を5年生からスタートする6つのコツ
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
新4年生(3年生の2月)から塾に通い始めるのが一般的と言われる中、5年生から受験対策を始めても間に合うのかは気になりますよね。
結論から言うと、中学受験は5年生からでも十分間に合います。
そこで今回は、5年生からでも間に合うと言える理由を解説したうえで、遅れを取り戻すためのコツを6つ紹介していきます!
中学受験は5年生からのスタートでも間に合う!3つの理由
冒頭でも言いましたが、中学受験は5年生からでも間に合います。
理由は以下の3つ。
- 本格的に授業が始まるのは5年生から
- 飽きっぽい子は成績が落ちてくる
- 経済的に余裕がある
順番に解説していきます。
理由①本格的に授業が始まるのは5年生から
1つ目の理由として、授業が本格的に始まるのが5年生からであることが挙げられます。
以下は、とある大手塾の、1週間の授業時間に関する表です。
1週間の授業時間の例
学年 | 回数 | 授業時間 |
---|---|---|
4年生 | 週2回 | 6時間 |
5年生 | 週3回 | 10時間 |
6年生 | 週4回 | 12時間 |
このように、授業時間が上がるのは、4年生から5年生に上がるタイミングです。
4年生の授業内容は小学校で習う範囲とそんなに変わらないので、とんでもなく大きな差がつくわけではありません。
5年生からでも十分追い付けます!
理由②飽きっぽい子は成績が落ちてくる
2つ目の理由は、飽きっぽい子は5年生くらいで成績が落ちてくることです。
最初は楽しかった勉強も、次第にモチベーションが下がってきてしまうんですね。
授業時間が増え、成績もどんどん下がってくると、辞めたいと言い出すのも自然なことでしょう。
その点5年生からスタートする子は、早くから受験対策を始めていた子の成績を一気に追い抜いていく形になるので、毎回の模試が楽しくて仕方ない。
モチベーションが維持しやすいので、5年生からの短期決戦の方が有利だとも言えますね!
理由③経済的に余裕がある
3つ目の理由は、4年生の時に塾代がかかっていない分、親御さんに経済的に余裕があることです。
嫌らしい話ですが、中学受験は塾代が結構かかります。
もし4年生から始めていれば、塾代として100万円前後は支払っていたことでしょう。
言い換えると、5年生から入塾するなら、100万円が浮いている状態とも言えます。
100万円の軍資金があれば、
- オプション講座
- 個別指導
- 家庭教師
など、追加でいろんな作戦が打てます。
スタートが遅れている分、課金して遅れを取り戻す形になるのは仕方ありません。
経済的に余裕があるのはかなりのアドバンテージです!
中学受験を5年生からスタートする手順
中学受験をすると決めたら、合格までの道のりは以下の通りです。
- 入塾する
- 基礎を固める
- 志望校を決める
- 過去問対策をする
まずは、通える範囲に中学受験対策をしている塾がないか調べます。
いくら有名でも通塾に1時間以上もかかるような塾はお子様が疲れてしまうので、なるべく近い所で探すのがおすすめです。
まずは基礎を固めるのが先なので、塾の授業と並行してコツコツ漢字や計算問題からやっていきましょう。
きちんとした塾を選べば、志望校選びや過去問対策は当然サポートしてくれるので、心配する必要はありません。
以下の記事で、塾選びのポイントについて解説しているので、参考にしてください。
塾選びのポイントはこちら
中学受験を5年生からスタートする6つのコツ
それでは、中学受験対策を5年生から始める際のコツを6つ紹介します。
- 「塾にはついていけなくて当たり前」と開き直る
- 個別指導・家庭教師を併用する
- 志望校を早めに決める
- 受験科目が少ない学校を選ぶ
- 国語と算数を優先する
- 4年生のテキストを使うことも検討する
一つずつ深掘りします。
コツ①「塾にはついていけなくて当たり前」と開き直る
最初は授業のペースについていけなくて当然です。
大事なのは、焦って自分のレベルに合わない難しい問題を解こうとしないこと。
周りがいくら賢そうに見えても関係ありません。
今できることをきっちりこなせば、結果は必ずついてきます。
どーんと構えて、お子様の不安を解消してあげてください!
コツ②個別指導・家庭教師を併用する
開き直ることが必要とはいえ、「全然授業がわからなかった」「宿題が全然終わらない…」と聞けば、やはり不安に感じてしまうことでしょう。
忙しい合間をぬって親御さんが教えるのも、限界があります。
そんな時は、個別指導や家庭教師の利用を検討してください。
週1回だけでも宿題を見てもらうだけで、親御さんの負担が軽くなりますし、お子様が宿題をやるペースも上がります。
結局勉強のことはプロに任せるのが一番効率が良いので、遅れを取り戻すためにもぜひマンツーマンでの指導をお願いしてみてください!
コツ③志望校を早めに決める
5年生から中学受験を始めるなら、志望校を早めに決めた方が有利です。
というのも、配点が高い単元に優先的に取り組むことができるから。
算数で図形問題が毎年出ているのに、計算問題ばかりしていてはもったいないですよね。
効率の悪い対策をしないためにも、志望校を早めに決めて過去問の分析に取り掛かりましょう。
出題傾向については、塾や家庭教師の先生とも相談するのが良いですね!
コツ④受験科目が少ない学校を選ぶ
志望校は、なるべく受験科目が少ない学校を選ぶのがおすすめです。
関東の学校では「国・算・理・社」の4科目受験、関西では「国・算・理」の3科目受験が主流ですが、中にはもっと受験科目が少なくて済む学校もあります。
というのも、学校によっては
- 「国語・算数」の2科目受験
- 「国語 or 算数」のどちらか1科目+面接
など、勉強する科目を一気に絞れる学校があるからです。
5年生の今からまんべんなく勉強するよりも、得意な1科目だけに絞って対策する方が合格する確率は上がるでしょう。
志望校の受験科目を調べ、少ない受験科目で良さそうかどうか確認してみてください!
コツ⑤国語と算数を優先する
まずは、理科や社会よりも、国語と算数に時間を割きましょう。
理由は以下の3つ。
- 配点が高い
- ほとんどの学校で必須科目である
- 理科や社会と違い、急には伸びない
どんな学校を受けるにしても、大半の学校で国語と算数は必須です。
また、理科や社会は6年生になってから詰め込んでもなんとかなりますが、国語と算数は丸暗記では太刀打ちできません。
伸びるまで少し時間がかかるので、まずは国語と算数から取り組んでいきましょう!
コツ⑥4年生のテキストを使うことも検討する
場合によっては、4年生のテキストを使うことも検討しましょう。
いきなり周りの子たちと同じ5年生向けの応用問題は解けません。
中学受験用の教材は難しいので、4年生向けでもかなり力がつくでしょう。
きっちり基礎から固めれば6年生から伸びるので、焦らずじっくり勉強してください!
まとめ:中学受験は5年生からのスタートでも遅くない!
今回は、5年生から中学受験対策を始めるコツや注意点について解説しました。
中だるみで成績が下がってくる子が大勢いるので、短期決戦で一気に成績を伸ばしていくことは十分可能です。
とはいえ、1年分遅れているというのも事実なので、塾だけでなく家でも勉強時間を確保していくことが重要です。
当サイトでは、ビデオ通話形式で授業を受けられる、オンライン家庭教師をおすすめしています。
ポイントは、家で授業を受けられるため、通塾時間を勉強に回せること。
5年生から中学受験対策を始めたいという方にピッタリだと言えるでしょう。
全国から探せるので、実績のある先生だけに絞って指導をお願いすることも可能です。
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