長文読解はどう勉強すれば良い?。点数アップのコツを知りたい…。
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 【単元別】中学受験の国語の長文読解の読み方のコツ
- 【設問別】中学受験の国語の長文読解の解き方のコツ
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
長文読解が苦手な子も多いですが、コツさえつかめばある程度成績は安定してきます。
というのも、出題する側も批判されては困るので、ある程度セオリー通りの無難な問題しか作れないからです。
そこで今回は、説明文・物語文・随筆文のそれぞれの読み方のポイントを解説したうえで、記述や選択問題を解く時の細かいテクニックを一気に紹介していきます!
長文読解のコツ23選まとめ
- 接続語に注目する
- 指示語の内容を探す
- 具体例と結論の境目を探す
- 場面・時間の変化を意識する
- プラスとマイナスの感情のどちらか考える
- 感情移入しない
- 毎日やる
- 計画を立てる
- 同じ問題集を繰り返す
- 模試や小テストで間違える度にテキストで確認
- 同じページに掲載している問題も一緒にチェック
- 迷ったら消去法
- スラッシュ(/)で区切る
- 部分的に比べる
- 言い過ぎのものはハズレ選択肢なことが多い
- まずは傍線部の前後から探す
- 怪しいものはとりあえず字数を数える
- 字数を数えるときは線を引くのではなく、点々がおすすめ
- 10文字ごとにスラッシュで区切る
- 近くになければいったん飛ばす
- 本文中の言葉を使う
- 抜き出して使う部分に線を引く
- 1つの解答要素は約20文字
【単元別】中学受験の国語の長文読解の読み方のコツ
中学受験で出題される長文は、大きく以下の2種類です。
- 説明文
- 物語文
随筆文は事実と意見が混在している文章ですが、解き方に関して言うと説明文とほぼ同じです。
以下で、それぞれの読解のコツを解説します。
①説明文:筆者の主張を探すコツ
説明文は、とにかく筆者の主張を探すことが重要です。
筆者の言いたいことを探すときは、以下のポイントを意識してください。
- 接続語に注目する
- 指示語の内容を探す
- 具体例と結論の境目を探す
まずは、接続語に注目しましょう。
特に「つまり」「しかし」「だから」など、直後に重要なことが書かれやすい接続詞は要チェック。
また、「これが、○○です。」などの指示語も筆者の主張が書かれやすいので、どの内容を指しているか答えられるようにしておきましょう。
3つ目のコツとして、具体例と結論の境目が分かるようになればカンペキです。
国語が苦手な子は、具体例が何のために出されたものなのか理解できていません。
例えば以下の文章。
筆者が言いたいのは『地球には色々な動物がいる。』の部分なのですが、「ペンギンの話をしている!」と勘違いしてしまう子もしばしば…。
具体例を飛ばし、結論だけを追えるようになれば、説明文の得点率はグッと上がります。
以上3つのコツを意識し、筆者の主張を見つけられるようになりましょう!
②物語文:登場人物の心情をとらえるコツ
物語文は、登場人物の心情が理解できればOKです。
心情を理解するためのコツは以下の通り。
- 場面・時間の変化を意識する
- プラスとマイナスの感情のどちらか考える
- 感情移入しない
基本的に、場面や時間が変われば心情は変わります。
夕方から夜になったりしたら、切れ目で印をつけておきましょう。
プラスの感情なのかマイナスの感情なのかを最低限意識しておくと、大きくは外しません。
極端に言うなら、「嬉しい」か「悲しい」かのように、真逆のことを書いてある選択肢があれば一つ削れます。
自分ならどう思うかではないので、本文に書いてあることだけを根拠に読みましょう!
【設問別】中学受験の国語の長文読解の解き方のコツ
長文読解で出題される設問は、大きく以下の4種類。
- 知識問題(漢字・文法・語句の意味など)
- 選択問題
- 抜き出し問題
- 記述問題
それぞれのコツを順番に解説します。
①知識問題:覚えた知識を定着させるコツ
知識問題とは、漢字や文法、語句の意味など知っているだけで点が取れる問題です。
暗記するしかないので、ここでは知識問題の勉強法のコツを紹介します。
- 毎日やる
- 計画を立てる
- 同じ問題集を繰り返す
- 模試や小テストで間違える度にテキストで確認
- 同じページに掲載している問題も一緒にチェック
問題集を1冊決めて、毎日取り組むことが重要です。
何月までに1周終わらせたいかから逆算し、1日のノルマを決めましょう。
終わったらもう1周し、何回も同じ問題集で勉強するのがポイントです。
模試で間違える度にテキストを開き、何度も確認してください。
この時間違えた問題だけでなく、横に書かれている問題も一緒にチェックしておくと、良い復習になりますね。
漢字の詳しい勉強法は、以下の記事で紹介しています。
文法や語句の意味の勉強法と共通しているので、ぜひチェックしてみてください!
②選択問題:きちんと根拠を持って選ぶコツ
選択問題は根拠を持って選ばないと、いつまでも点数が安定しません。
勘で選ばないためのコツは、以下の通りです。
- 迷ったら消去法
- スラッシュ(/)で区切る
- 部分的に比べる
- 言い過ぎのものはハズレ選択肢なことが多い
明らかに正解なものがなければ、基本は消去法を使います。
選択肢をスラッシュで区切り、横に並べて比べていきましょう。
「前半は同じだけど、後半はアとイで逆のことを言っているな…」などとわかればOK。
ちなみに、「絶対~」「全ての○○が~」など、言い過ぎのものはハズレなことが多いです。
問題演習を積めば自然と分かってきます!
③抜き出し問題:素早く答えを見つけ出すコツ
「~を7字で抜き出しましょう。」などの、抜き出し問題のコツは以下の通り。
- まずは傍線部の前後から探す
- 怪しいものはとりあえず字数を数える
- 字数を数えるときは線を引くのではなく、点々がおすすめ
- 10文字ごとにスラッシュで区切る
- 近くになければいったん飛ばす
まずは傍線部の前後から探しましょう。
正解っぽいものはとりあえず字数を数えておけば良いんです。
ピッタリの字数になれば、自信がなくてもとりあえず答案に書いておきましょう。
字数を数えるときは、点々で1つずつ数えるのがおすすめです。
というのも、線を引きながら数えていると1字ズレたりするからです。
長い文字数のときは、10文字ごとにスラッシュで区切り、後で数えなおすときも見やすくしておきましょう!
④記述問題:採点基準を意識し、部分点・満点を狙うコツ
長い記述問題になると、途端に諦めて何も書かない子は多いです。
しかし、記述問題はむしろカンペキじゃなくとも部分点がもらえるラッキー問題なのです。
以下のポイントを意識し、確実に部分点、あわよくば満点を狙っていきましょう。
- 本文中の言葉を使う
- 抜き出して使う部分に線を引く
- 1つの解答要素は約20文字
「自分の言葉で考えて書きなさい」と言われた時以外は、基本的に本文中の言葉を使います。
回答に使おうと思っている部分には線を引いておきましょう。
記述問題の採点は、なんとなく雰囲気でやっているわけではありません。
「この部分が書けていれば5点」など、明確に採点基準があります。
そして、1つ1つの採点基準の要素となっている部分は、だいたい1つ20文字です。
例えば、『50字以内で書きなさい。』という問題は、『2つか3つ程度の要素で書きなさい。』という出題者からのメッセージ。
採点基準を意識し、確実に点数を獲得していきましょう!
まとめ:中学受験の国語の長文読解はコツさえつかめば点数アップ!
今回は、長文読解のコツをまとめて紹介しました。
長文読解のコツ23選まとめ
- 接続語に注目する
- 指示語の内容を探す
- 具体例と結論の境目を探す
- 場面・時間の変化を意識する
- プラスとマイナスの感情のどちらか考える
- 感情移入しない
- 毎日やる
- 計画を立てる
- 同じ問題集を繰り返す
- 模試や小テストで間違える度にテキストで確認
- 同じページに掲載している問題も一緒にチェック
- 迷ったら消去法
- スラッシュ(/)で区切る
- 部分的に比べる
- 言い過ぎのものはハズレ選択肢なことが多い
- まずは傍線部の前後から探す
- 怪しいものはとりあえず字数を数える
- 字数を数えるときは線を引くのではなく、点々がおすすめ
- 10文字ごとにスラッシュで区切る
- 近くになければいったん飛ばす
- 本文中の言葉を使う
- 抜き出して使う部分に線を引く
- 1つの解答要素は約20文字
長文読解も、セオリーを知っていればそこまで怖くはありません。
今回紹介したコツを使いこなし、国語の成績を伸ばしていきましょう!
国語の詳しい勉強法は、以下の記事で紹介しています。
併せてチェックしてくださいね!
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