中学受験ってお金かかるよね…。低収入だと厳しい?
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 中学受験でお金はいくらかかるのか
- 中学受験のお金がない場合の対処法①塾代を抑える
- 中学受験のお金がない場合の対処法②学費を抑える
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
塾代やその後の学費を考えると、中学受験をためらうのも当然です。
とはいえ、やはり将来の可能性を考えると、できれば中学受験をさせてあげたいですよね。
そこで今回は、塾なしで中学受験した僕が、なるべくお金をかけずに中学受験する方法について、実体験を交えて解説していきます!
中学受験でお金はいくらかかるのか
まずは、まともに大手塾に通った場合、中学受験でいくらかかるのか確認しておきましょう。
中学受験で考えるべきは、主に以下の2つの費用。
中学受験でかかる費用
- 中学受験の塾代:300万円(3年間)
- (私立)中高一貫校の学費:約600万円(6年間)
「【検証】中学受験の費用とその後の学費を完全解説【費用対効果は高い?】」で解説していますが、小学4年生から塾に通い、私立中学に進むとすると、合計約900万円にはなるでしょう。
子供の人数分かかると考えると、正直かなり高いです。
ですが、やはりなんとかして中学受験をさせるとするなら、上記の「①塾代」と「②学費」の2つを抑えるしかありません。
以下では、それぞれの費用を抑える具体的なやり方を解説していきます。
中学受験のお金がない場合の対処法①塾代を抑える
年間約100万円かかる大手塾代が厳しいなら、塾なしでの中学受験を考えましょう。
「塾なしでの中学受験なんてありえないよ」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、実際に僕は塾に通わず第一志望校に合格しており、不可能ではありません。
塾なしで中学受験をする唯一の方法は、「Z会の中学受験コース+家庭教師」です。
Z会だけでも可能ですが、親御さんが勉強を教えるのが難しい場合は、家庭教師の利用が必須。
家庭教師も安くはありませんが、それでも塾にまともに通うことを考えると、断然安く済みます。
以下で、それぞれの特徴や料金相場を解説していきます。
Z会の中学受験のコース
Z会は非常に解説が詳しく、子供だけでも学習できるのが特徴です。
カリキュラムも完璧で、しっかりとこなすことができれば、十分受験で戦える力がつきます。
最大の特徴は、教材以外のサポートが手厚いこと。
「通信教育だからこそ、強力なバックアップが必要だ」という信念のもと、スケジュール管理のアドバイスや定期面談の機会が充実しています。
中学受験の通信教育において、Z会の右に出るものはいません。
以下は、詳しい料金表です。
Z会の中学受験コース6年生(トータル指導プラン)の料金
- 1教科: 5,720円/月
- 2教科:11,440円/月
- 3教科:17,160円/月
- 4教科:22,880円/月
※上記は毎月払いの料金ですが、一括払いだと、割引されてさらにお得です。
大手塾で毎月7万円、夏期講習なども含めると年間100万円以上かかるよりも、相当安いことがお分かりいただけるでしょうか。
以下のボタンから公式ページに移動できます。
資料請求して、詳しい内容をチェックしてください!
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家庭教師
先ほども書きましたが、親御さんが勉強を教えるのが難しい場合、家庭教師の利用をおすすめします。
いくら中学受験の経験者と言っても、もう何十年も前だと解き方を覚えていなかったり、そもそも時間的に厳しかったりするでしょう。
Z会は解説が非常に詳しいとはいえ、やはり子供1人で勉強していると分からないところが出てきます。
週1でもいいので、家庭教師が質問に答えてあげると、直前期の伸びが全然違います。
それでは、家庭教師の料金相場をチェックしてみましょう。
質問受け程度なら、料金が高くてもあまり関係ないので、1時間あたり3000円~5000円程度の家庭教師をおすすめします。
1時間あたり4000円の家庭教師を雇うと、以下の表のような料金になります。
家庭教師の料金相場(1時間あたり4000円で計算)
週1回 | 週2回 | |
---|---|---|
1回1時間 | 16,000円 | 32,000円 |
1回2時間 | 32,000円 | 64,000円 |
小学生に2時間以上の集中力を期待するのは不可能なので、このあたりが限界だと思います。
さすがに1回2時間で週2回来てもらうと料金が高めになりますが、週1回家庭教師に来てもらい、残りは親御さんが教えるようにすると、かなり費用が抑えられるでしょう。
以下の記事で、家庭教師選びのコツを解説しています。
よく読んで、良い家庭教師を選ぶ参考にしてください!
家庭教師選びのコツはこちら
中学受験のお金がない場合の対処法②学費を抑える
中学受験が終われば、次は学費の問題がやってきます。
志望校選びの際には、以下の3つを意識するといいでしょう。
志望校選びのコツ
- 公立中高一貫校
- 奨学金制度がある
- 自宅から近い学校を選ぶ
順番に解説していきます。
公立中高一貫校
学費を抑えたいなら、公立中高一貫校は必ず受験するべきです。
中学の学費はほとんど無料だし、高校に入ってからも、授業料は私立に比べると半分以下。
そもそも、受験料の時点で私立は約20,000円かかるのに対し、公立中高一貫校は約2,000円で、文字通り桁が違います。
注意してほしいのは、以下の3点。
- 私立とは全く違う形式の問題が出る
- 小学校の内申書(報告書)が必要
- 倍率が高い
適性検査と呼ばれる、4教科が混ざったような問題や、作文が出題されます。
慣れないと難しいので、Z会の専用講座を受講するか、専門の塾での対策が必要でしょう。
対策に時間も手間もかかるわりに倍率が非常に高く、公立一本で受験するのはおすすめしませんが、ぜひ併願校の1つとして検討してください!
奨学金制度がある
奨学金制度は、経済的に余裕がない学生に対し、学資を「貸付」または「給付」する制度です。
学校によって条件は様々ですが、大きく分けると、選考基準は以下の2種類。
奨学金の選考基準
- 成績が優秀
- 世帯収入が低い
特待生として、主席に近い成績で行ける学校を受験するのは、志望校を下げることに他なりません。
とはいえ、上位校にギリギリで入学するよりも、中堅校のトップ層としている方が本人にとって良い場合があり、負い目に感じる必要はありません。
意外とたくさんの学校で奨学金制度があるので、お近くの学校の情報をチェックしてみてください!
自宅から近い学校を選ぶ
直接学費に関係するわけではありませんが、自宅から近い学校を選ぶといいでしょう。
単純に交通費が浮くからです。
6年間電車通学するのは、電車賃が馬鹿になりません。
思い切って学校近くに引っ越しすることも検討してみてくださいね!
まとめ:中学受験でお金をかけないためには工夫が必要
今回は、なるべくお金をかけずに中学受験する方法について解説しました。
塾なしでの中学受験は、はっきり言って「Z会+家庭教師」しかありえません。
塾に通っている子たちと戦うには、お子さんだけでなく親御さんも一緒に頑張る覚悟が必要です。
志望校選びも工夫して、ぜひ納得のいく中学受験にしてください!
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