子供が勉強しない…。もう6年生だけど大丈夫?
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 中学受験生が勉強しない5つの理由
- 中学受験生が勉強しないときの3つの対処法
- 【親向け】中学受験生が勉強しないときのストレス対策
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
受験本番は近づいてきているのに、やる気が感じられないようだと不安で仕方ないですよね。
ですが、子供が勉強しないのには理由があり、頭ごなしに叱るだけでは効率良い勉強はできません。
そこで今回は、勉強しようとしない子供の心理や対処法について解説していくので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!
中学受験生が勉強しない5つの理由
まずは、どうして勉強しようとしないのか、心情を知りましょう。
理由がわからなければ、子供に共感することができず、やる気を引き出すことができません。
子供が勉強しないのには、大きく以下の5つの理由があります。
勉強しない理由
- ガリ勉と言われたくない
- 習い事がしたい
- なんとなくダラダラしたい
- 反抗期である
- 成績が悪い
1つずつ解説していきます。
理由①ガリ勉と言われたくない
小学校の同級生に、ガリ勉だとからかわれるのは子供にとって辛いものです。
勉強できる子が素直にすごいと言われるクラスならいいのですが、中学受験しない子が多い地域では、バカにされることもあるでしょう。
大人からすれば、気にしなくてもいいことなのですが、子供にとっては一大事。
いじめられるからという理由で、モチベーションが下がりかねません。
友達の誘いを断り続けていると、疎遠になってストレスもたまるので、たまには友達と遊ぶのも許可してあげてください。
理由②習い事がしたい
小学生だと、やはり勉強より習い事がしたいという子は多いでしょう。
5年生以降はどんどん勉強が忙しくなってきますが、以下の2つの選択肢があります。
- 「受験が終わったら好きなだけできる」と伝えて習い事をやめさせる
- なんとか習い事と受験を両立させる
しかし個人競技ならともかく、野球やサッカーなどの団体競技では、今のメンバーと一緒にプレイできるのは今しかありません。
子供が習い事を諦めきれず、勉強に身が入らないようなら、両立を目指すほかないでしょう。
無理にやめさせても、親子関係にひびが入り、後々トラブルになります。
「中学受験生でも続けられる習い事の条件と両立する3つのコツ【整理せずOK】」を読み、両立できるかどうか検討してみてください。
理由③なんとなくダラダラしたい
特に理由はないけど、なんとなくダラダラしたい、ゲームしたいという子がいます。
こう言う子は、たいてい「勉強する意味がわからない」と言います。
正直に言うと、中学受験の勉強なんて将来ほとんど役に立ちません。
つるかめ算なんて二度と使わないし、双子葉植物と単子葉植物の違いが分かったところで何になるのでしょう?
ですが、勉強ができる子は他のこともできるものです。
誠実で、長期的な計画を立てられ、変な物にお金を使いこんだりしない。
早いうちから頭の良い子たちと過ごすことで、より一層子供は伸びていきます。
なんとか勉強を続けさせましょう。
子供への声掛けの例
- スポーツ選手も頭が良くないとなれない
- 賢い方がモテるよ
- クイズみたいで楽しくない?
完全には納得しないでしょうが、少しでも興味を持ち、勉強に取り組むことができたら十分です。
理由④反抗期である
早い子だと、すでに反抗期に入っていることでしょう。
とはいえ、心の中には反抗しても良かったのかという罪悪感や、せっかく勉強してきたのだから受験も頑張りたいという気持ちもあるものです。
投げやりにならず、しっかりと向き合ってあげてください。
反抗期の子への対処法
- ほめる
- いい意味で諦める
- ライバルを意識させる
- 放っておく
- ストレス発散させる
詳しくは、「【体験談あり】中学受験と反抗期が重なった時の対処法5選」を読み、僕の体験談も合わせて、反抗期の子への対応をチェックしてください。
理由⑤成績が悪い
単純に、テストができないから勉強が嫌いというパターンもあります。
成績が伸びない原因は、以下の3つ。
- 勉強時間が足りない
- ダラダラと勉強している
- 授業の難易度が合っていない
そもそも勉強時間が足りないか、ダラダラ勉強している場合、やはり伸びが悪いです。
ただ、頑張っているのに成績が伸びないという場合は、解いている問題や授業のスピードが合っていない可能性があります。
塾のクラスを下げるのも1つですが、下位クラスのサポートは薄くなりがちなのが現状です。
「【まだ間に合う】転塾して中学受験を成功させる4つの手順」を読み、転塾も検討してみてください。
中学受験生が勉強しないときの3つの対処法
勉強しようとしない子供の心理が分かったところで、ここからは対処法を紹介していきます。
対処法はいたってシンプル。
- ご褒美を用意する
- 競争心を刺激する
- 基礎から始める
1つずつ解説していきます。
対処法①ご褒美を用意する
一番単純で効果的なのが、ご褒美を用意すること。
- 毎日きちんと勉強した
- 模試の成績が上がる
など、頑張りが伝わったときに、何かもらえると次も頑張れます。
欲しいものを買ってあげるでもいいし、外食しに行くのもOKです。
僕の家庭では、1ヶ月に一度くらい家族でパーッと遊びに行っていました。
注意してほしいのは、子供が新しいゲームが欲しいと言う時です。
子供が6年生なら、受験が終わってからにした方が良いでしょう。
また、プレイ時間などのルールを守れるようなら良いですが、あまりポンポン与えるわけにもいきません。
詳しくは、「【禁止は意味なし】中学受験とゲームに関するルールの例を4つ紹介」を読み、ゲームに関するルール作りの参考にしてください。
対処法②競争心を刺激する
負けず嫌いの子におすすめなのは、競争心をあおることです。
- スポーツで負けた時に泣いて悔しがる
- ゲームで勝つのが好き
こんな子には、今度は受験で勝ってみようと背中を押します。
テストで高得点を取ることが楽しいと思い、自分から勉強するようになります。
できない友達をバカにするのはいけませんが、競争心を上手く利用するのはアリでしょう。
とはいえ、成績が悪くても大して悔しがらない、マイペースで勉強したい子には逆効果。
お子さんの性格に合わせて試してみてください!
対処法③基礎から始める
問題が解けず、成績が悪いために勉強したがらない子は、解く問題のレベルが合っていないのかもしれません。
基礎からじっくり始めると、少しずつ解ける問題が増えてきて、やる気が回復してきます。
- 授業についていけない
- 宿題を終えるのにいつも夜遅くまでかかる
といった場合は、一度勉強法を見直してみてください!
偏差値40台からの勉強法はこちら
【親向け】中学受験生が勉強しないときのストレス対策
子供が勉強しなくても、親がイライラしてはいけません。
親のストレスは子供にも移ります。
親のストレス対策
- 子供に期待しすぎない
- 負担を夫婦で分担する
- 親のフォローが少ない塾に転塾する
詳しくは「中学受験のストレスの原因と根本的に解消する4つの手順【今すぐ対処が必要です】」で解説しているので、親子ともにストレスを適度に発散しつつ、受験に挑みましょう!
まとめ:中学受験生が勉強しないときも工夫が大事
今回は、子供が勉強しない心理と対策について解説してきました。
一口に勉強しないと言っても、その理由は様々。
お子さんの性格を踏まえ、原因に合わせた対応が必要です。
いくら言っても勉強しないからと言って、諦める必要はありません。
当ブログを参考に、一緒に頑張っていきましょう!
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