中学受験は親のエゴなのかな?子供に悪影響がないか不安…
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 親のエゴだと言われようが中学受験すればOK
- 【原因別】中学受験は親のエゴかと悩んだ時の対処法5つ
- 中学受験が度の過ぎた親のエゴとなる2つのケース
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
成績が伸び悩んだり、子供が中学受験を嫌がっていれば、このまま続けて良いのか悩むこともあるでしょう。
結論から言うと、親のエゴだと言われようが中学受験させればいいです。
親のあなたが迷っていると、子供も勉強するのが後ろめたくなり、成績が伸びなくなることにもつながります。
そこで今回は、中学受験は親のエゴかと感じた時の対処法を解説していくので、受験に集中するためにもぜひ参考にしてみてくださいね!
親のエゴだと言われようが中学受験すればOK
冒頭でもお伝えしましたが、親のエゴだと言われようが中学受験させればOKです。
そもそも、子供に中学受験をさせようと決めたのはどうしてだったでしょうか。
「自分が苦労した分、子供には学力や学歴が足りずに夢を諦めないよう環境を整えてあげたい」と願うのは自然のことだと思います。
ですがたいていの場合、小学生に親の思いなんて伝わりません。
後からひっそり受験しておいてよかったと感謝されるものなので、安心してください。
僕もひっそり感謝している一人です。(笑)
【原因別】中学受験は親のエゴかと悩んだ時の対処法5つ
中学受験を続けてもよいのか不安になるということは、何かしら問題を抱えていることと思います。
そこで、ここからは中学受験は親のエゴかと悩んだときの対処法を原因別に解説していきます!
親のエゴのように感じる原因一覧
- 「中学受験をやめたい」と言われた
- 成績が伸びず、諦めようかと考えている
- 子供が習い事を続けたがっている
- 「中学受験なんて意味がない」という記事を読んだ
- 子供の人格形成に悪影響がないか不安
順番に深掘りしていきます。
原因①「中学受験をやめたい」と言われた
突然、子供に「中学受験をやめたい」と言われることもあるでしょう。
一時の感情で言っていることもあれば、子供にとって本当に限界を迎えていることもあります。
下手をすると、後々まで親子関係に溝が残ることがあるので、しっかりと話し合うことが必要です。
具体的には、以下の4つの手順で話し合いをしていきましょう。
子供との話し合い方4ステップ
- やめたい理由を聞く
- 1日あける
- 改善案をまとめる
- もう一度話し合いをする
詳しくは、「【溝を埋める】中学受験をやめたいと言う子供との話し合い方と3つのコツ」で解説しています。
適当にあしらわず、よく読んで慎重に返答してください!
原因②成績が伸びず、諦めようかと考えている
成績が伸びず、子供のモチベーションも下がっているなら、ガミガミと勉強するよう言うのもためらわれることでしょう。
ですが、中途半端にやめるくらいなら、最後までやりとげた方がいいです。
途中でやめると逃げ癖がつき、劣等感からかえって性格がゆがんでしまうかもしれません。
中学受験に頭の良し悪しはあまり関係なく、作戦次第でどうにでもなるので、今諦めるのはもったいない。
詳しくは、「中学受験を諦める前に試してほしい逆転合格の7ステップ【やめると悪影響ばかり】」で解説しているので、参考にして模試での成績が悪くても合格をつかむための武器を手に入れてください!
原因③子供が習い事を続けたがっている
子供が習い事をやめたくないと訴えるのもよくある話。
小学5年生になると、勉強量が1.5倍になるとも言われ、習い事を続けるのは現実的に厳しくなります。
とはいえ、時間を効率的に使って勉強すれば、工夫次第で両立することも可能です。
なお、両立のコツは以下の通り。
中学受験と習い事の両立のコツ
- 同時にできることをまとめる
- ノルマを毎日必ず終わらせる
- 自宅学習に切り替える
ムダな時間を削り、その分習い事にあてることができれば、サッカーなどの団体競技でも続けていけるでしょう。
詳しくは「中学受験生でも続けられる習い事の条件と両立する3つのコツ【整理せずOK】」をチェックし、どちらも諦めない欲張りルートを検討してみてください!
原因④「中学受験なんて意味がない」という記事を読んだ
「中学受験なんて意味がない」という記事を目にしたり、知人に言われたりすると不安になりますよね。
はっきり言いますが、中学受験のメリットを挙げだすと数え切れません。
中学受験のメリット
- 高校受験がない
- 大学受験に有利
- 学力がある程度そろっている
- 荒れている学校が少ない
- 先生の異動が少ない
- 校舎や設備がきれい
- 部活の強豪校に入学できる
- 国際交流が活発
詳しくは、「【全29項目】中学受験のメリット・デメリットを医学生が解説【高校受験と比較】」で解説しています。
「塾や私立中学に使うお金があるなら他のことに使えばいいのに…」「子供がかわいそう」という声に惑わされないでくださいね!
原因⑤子供の人格形成に悪影響がないか不安
子供の人格形成に悪影響がないか不安という話はよく聞きます。
小学生の頃は、塾に通わせるよりも、友達とたくさん遊ぶ方がよいのではないかという悩みですね。
性格に関して言うなら、正直あまり関係ありません。
勉強ばかりしていようが社交的な子は社交的だし、遊んでいないからといって視野が狭くなるなんてこともないです。
むしろ知識が増える分、興味の対象が広い傾向にあります。
僕が指導していた生徒の中に、自動車が本当に好きで、エンジンやデザインに熟知している男の子がいました。
休憩時間に色々と教えてくれたので、こんな子に自動車の設計をしてもらいたいなあと思ったものです。
中学受験をする・しないに関わらず、多くの子が魅力ある子に育ってくれるので、心配せず受験に集中すればOKです!
中学受験が度の過ぎた親のエゴとなる2つのケース
周りに何と言われようと中学受験をさせればいいのですが、注意すべきケースが2つあります。
以下のケースに当てはまっていないことを確認し、安心して中学受験に臨んでくださいね。
注意すべきケース
- 虐待に近くなっている
- ステータスを得ることが目的になっている
1つずつチェックしていきます。
ケース①虐待に近くなっている
子供の成績アップを求めるあまり、虐待に近くなってはいけません。
- 睡眠時間を過度に削らせる
- ご飯を食べさせない
- 成績が悪ければ殴る
このような行動をすれば、冗談抜きで親子関係が終わってしまいます。
僕の周りの友人でも、親に殴られながら勉強したという人が一定数おりますが、正直そこまでしなくとも合格していたのだろうと思います。
子供のメンタル面をサポートするのも親の仕事なので、虐待などもってのほか。
「指導者」である前に、「親」であることを忘れないでくださいね。
ケース②ステータスを得ることが目的になっている
もう一つ注意してほしいのが、中学受験の目的がステータスを得ることになっている場合です。
子供の将来を考えることなく、ただ親戚に自慢するためだけに偏差値の高い学校に行かせようとするのは、親のエゴ以外の何物でもありません。
思い当たる節がある方は、一度中学受験の目的を確認しなおしてみてくださいね。
まとめ:中学受験は親のエゴであり愛の形
今回は、中学受験は親のエゴなのかについて解説しました。
確かに親のエゴである側面もあるでしょうが、多くは子供のためを思った選択であり、愛の形であると思います。
親の方が人生経験が長い分、より良い選択ができるのは当然ですが、子供には意図が伝わりきらないこともあるでしょう。
数年後、子供が中学受験を振り返り、「あの時がんばって良かったな」と思えれば十分です。
色々悩むこともあるでしょうが、当ブログを参考に、一緒にがんばっていきましょう!
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