転塾って6年生からでも間に合うの…?失敗しないか知りたい…。
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 中学受験で転塾するべき3つの判断基準
- 中学受験で転塾を成功させる4ステップ
- 中学受験で転塾する際の3つの注意点
この記事を書く僕は、現役医学生。塾なしでの中学受験経験があり、家庭教師としての指導歴は5年以上です。
本記事の執筆者
結論から言うと、転塾は6年生からでも間に合います。
というのも、今の塾に問題があるから成績が上がらないわけで、問題点を放置していても何もいいことは無いからです。
そこで今回は、転塾するべきか決める判断基準とともに、転塾を成功させるための具体的な手順について徹底解説していきます!
中学受験で転塾するべき3つの判断基準
まずは、どんな時に転塾した方が良いかについて、3つ解説していきます。
転塾の判断基準
- 成績が下がっている
- 子供のモチベーションが下がっている
- 親が限界を迎えている
以下で深掘りしていきます。
基準①成績が下がっている
まず1つ目は、明らかに成績が下がっている場合です。
転塾するなら5年生の夏までとよく言われますが、どう見ても成績が下がっているなら6年生だろうが今の塾にいる必要はありません。
特に、6年生になると授業スピードが上がってくるので、ますますついていくのが難しくなります。
このまま指をくわえて今の塾に預けておくくらいなら、思い切って転塾した方が上手くいくことも多いです。
基準②子供のモチベーションが下がっている
子供のモチベーションが下がっている場合にも、転塾を検討すべきだと言えるでしょう。
なぜやる気が消失しているのかにもよりますが、成績が思うように上がらないと言うのであれば、何かしらの対策が必要です。
また、周囲の熱量が上がっていくのを見て、「自分は受験に対しここまで真剣になれない」と、逆に冷めてしまう子がいるのも事実。
一度じっくり話し合い、原因をはっきりさせましょう!
基準③親が限界を迎えている
中学受験における親の負担は相当なものです。
塾への送り迎えや宿題のフォロー、夏期講習では毎日2食のお弁当が必要なこともありますよね。
その苦労は非常によくわかるのですが、親のストレスは子供に伝わります。
親に余裕がない時には、必要以上に強い口調で叱ってしまったり、焦って消化しきれないほどの課題をやらせてしまいがち。
今より近い塾や、宿題の少ない塾に変えるだけで全て上手くいくので、一度他の塾も検討してみてください!
中学受験で転塾を成功させる4ステップ
それでは、転塾を成功させるための具体的な手順について解説していきます。
- 問題点を洗い出す
- 転塾先に求める条件を決める
- 片っ端から資料請求をする
- 条件に合う塾を絞り、体験授業を受ける
ステップ①問題点を洗い出す
まずは、子供とじっくり話し合い、問題点を洗い出すことから始まります。
- 先生との相性が悪い
- 授業が早い
- クラスの雰囲気が合わない
- 宿題が多く消化しきれない
- 睡眠時間が少ない
など、とにかくたくさんメモし、課題リストを作成してください。
ここで注意してほしいのが、子供を叱りつけないこと。
子供の努力が足りないことを責めるのではなく、より良い環境を作るための話し合いであることを肝に銘じ、優しく接してください。
ステップ②転塾先に求める条件を決める
次に、転塾先に求める条件を明確にしていきます。
ステップ①が完了すれば、みなさんは解決すべき課題が書かれたメモをお持ちです。
課題の横に解決策をメモし、優先順位の高いものはどれか考えます。
例えば、「宿題が多い」なら「宿題が少なめ」の塾にすべきだし、「睡眠時間が少ない」なら家から近い塾に変更すれば少しは早く寝られるでしょう。
今の塾に何が足りないか、はっきりさせることが成功のカギです!
ステップ③片っ端から資料請求をする
次の塾の理想像がつかめたら、とりあえず片っ端から資料請求を行います。
というのも、ネットで調べて出てくる情報には限りがあることに加え、紙面で並べて見た方が違いがわかりやすいからです。
大手だけでなく、個別指導塾や家庭教師まで幅広く請求するのがいいでしょう。
資料請求するだけなら無料ですからね。
ステップ④条件に合う塾を絞り、体験授業を受ける
請求した資料を眺めながら、ステップ②で決めた条件に近い塾を2,3個に絞り、体験授業を受けましょう。
最後に決めるのはお子さんなので、いくつか受けた中から一番気に入った塾に決めればOKです。
あとは全力でサポートに徹しましょう!
中学受験で転塾する際の3つの注意点
最後に、転塾する際の注意点について3つお伝えします。
- なんとなく転塾すると失敗する
- 未履修の単元が出る可能性がある
- 入塾金・テキスト代がかかる
注意点①なんとなく転塾すると失敗する
まず大前提として、なんとなく転塾しても上手くいかないことは知っておくべきです。
転塾は、「今何が問題で、どんな塾に変更すれば解決するのか」について、いかに深く前もって考えていたかどうかで決まります。
先ほどのステップ①~④を繰り返し読み、一切妥協せず転塾先を決めてください。
注意点②未履修の単元が出る可能性がある
年度の途中で転塾すると、習っていない単元が出る可能性があります。
そのため、転塾先の先生に相談し、漏れがないようにしてください。
今いる塾のカリキュラムを取っておくとスムーズです!
注意点③入塾金・テキスト代がかかる
最後に、入塾金とテキスト代がかかることだけ注意しておいてください。
転塾先によっては、今使っているテキストをそのまま使うこともありますが、基本的には新しいテキストを使用することになるでしょう。
とはいえ、ダラダラ今の塾で続けるよりよっぽど効果が高いと思うので、惜しまず応援してあげましょう!
まとめ:中学受験は転塾も考慮して一気に逆転を目指そう
今回は、転塾する際のやり方や注意点について解説しました。
6年生だからといって、今の塾でダラダラと過ごす必要は全くありません。
今の塾に問題があるから転塾するわけで、解決すれば自然と結果は良いものになるはずです。
まずはお子さんとじっくり話し、何に困っているのかはっきりさせるところから始めていきましょう!
コメント